渋谷マークシティ 22年度営業収益が過去最高を更新 商業ゾーンの改装が奏功

2023/05/23 06:30 更新有料会員限定


スタンダード・プロダクツの導入で客層が広がった

 東京・渋谷駅直結の大型複合施設、渋谷マークシティ(和田博之社長)は商業ゾーンの売り上げの伸びが大きく寄与し、22年度(23年3月期)の全社営業収益が前期比3.2%増となり、コロナ禍前を上回り、00年度の開業来最高額を更新した。商業ゾーンのテナント売上高は130億円で前期比24.8%増、19年度比でも8.6%増とした。19年度から段階的に実施した大型改装で、食と生活雑貨の拡大を軸に「新たな運営ビジョンである〝街のプラットフォームへ〟に沿って、駅利用者を含む足元商圏客の来店頻度を高めるためのMDを計画的に強化した」(和田社長)成果が出た。今期は「複合施設の機能を生かした施策を強化」し、過去最高収益の更新を目指す。

(有井学)

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