東京・渋谷駅直結の大型複合施設、渋谷マークシティ(和田博之社長)は商業ゾーンの売り上げの伸びが大きく寄与し、22年度(23年3月期)の全社営業収益が前期比3.2%増となり、コロナ禍前を上回り、00年度の開業来最高額を更新した。商業ゾーンのテナント売上高は130億円で前期比24.8%増、19年度比でも8.6%増とした。19年度から段階的に実施した大型改装で、食と生活雑貨の拡大を軸に「新たな運営ビジョンである〝街のプラットフォームへ〟に沿って、駅利用者を含む足元商圏客の来店頻度を高めるためのMDを計画的に強化した」(和田社長)成果が出た。今期は「複合施設の機能を生かした施策を強化」し、過去最高収益の更新を目指す。
(有井学)
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!