H&Mの25年度(24年12月~25年11月)決算は1ケタ増収で、日本円換算(1クローナ=17.36円)の売上高が3兆9630億円だった。減収に伴い、営業総利益も減益だったが、販管費の削減効果で営業利益は増益となり、コロナ前水準を上回った。売上高は2282億8500万クローナ(前期比2.6%減)、営業総利益1218億2100万クローナ(2.8%減)、営業利益183億9000万クローナ(6.3%増)だった。

ダニエル・エルベールCEO(最高経営責任者)は「25年度を通じて取り組んで業務効率化の効果で売れ行きは改善し、収益性も下期(6~11月)にかけて改善した。総利益率は通年では前期横ばいの53.4%だが、営業利益率は前期の7.4%から8.1%に上昇した」と語った。
地域別では北欧、西欧、東欧、南欧との欧州に加え、北南米、アジア・オセアニア・アフリカと全世界で売上高が減少した。期末店舗数は152減の4101。北南米を除く全市場で不採算店舗を中心に店舗数が減っており、9~11月は「前期より4%少ない店舗数で現地通貨ベースの売上高が2%増加した」。
25年12月~26年1月の売上高は現地通貨ベースで前年同期比2%減となる見込み。要因について同社は11月末のブラックフライデー商戦が活況だった影響で12月の需要が落ちついたためと説明する。
26年度も店舗数の見直しを継続する。今期は新店を80出す一方、既存店を160閉鎖する計画だ。日本では23年5月に出店した銀座並木通り店を1月4日で閉店した。