繊研新聞社が、全国ファッション専門学校生(24年春卒業予定)約1300人を対象に実施した「就職意識調査」の結果が出た。「注目している企業」「就職したい企業」については、どちらもアダストリアが1位になった。
注目している企業は、アダストリアが昨年2位から1位になった。2位は前年1位のファーストリテイリングだった。3位のイッセイミヤケは昨年10位以降から順位を上げた。
就職したい企業で、アダストリアが1位になったのは初めて。前年の7位からの躍進となった。2位には前年4位だったストライプインターナショナルが、3位には注目している企業と同じくイッセイミヤケが順位を上げて入った。
どちらの項目とも10位までに、前年はトップ10圏外だった企業が2社ずつ入るなど、順位の変動が目立つ結果となった。
調査では「ファッション業界への就職を希望する」学生の比率が4年ぶりにプラスに転じ、91.2%となった。コロナ下で3年連続減少していたが、企業側の採用マインドの回復を感じさせる結果も出た。
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