三陽商会「青森ダウン」 24年冬物が計画比20%増収 新色などを加え定番化

2024/12/17 06:26 更新


青森県産ダウン使用のコート

 三陽商会の「サンヨーコート」は「青森ダウン」の24年冬物の売り上げが計画比20%増で推移している。「サンヨーコート」を扱う6店と三陽商会公式オンラインストアで10月末から販売し、堅調。特にメンズのミドル丈のブラックが人気だ。

【関連記事】三陽商会 10ブランドで〝真の黒〟を追求 全社横断プロジェクトで開発

 青森ダウンは青森県産のダウンを使い、コート専業で55年になる自社工場(青森県七戸町)でダウンの充填から熱圧着、シームシーリング加工など製品化まで全てを手掛ける。昨冬物からスタートした。「熱圧着」無縫製技術や防水・防風・透湿性の高い機能素材を採用することで、雨傘と同等の耐漏水性を実現した。

 昨年の好評を受け、新たな定番としてシリーズ化するためにデザイン・カラーを増やした。継続のミドル丈に加え、メンズでショート丈、レディスでロング丈の計3タイプを揃えた。カラーは継続のネイビーに新色のオフホワイト、ブラックを加えた。新色の中でもブラックは、同社の全社横断プロジェクト「商品開発委員会」がセーレンと研究を重ね、約2年をかけて上質感のある深い黒を実現した開発生地を使用した。税込み17万6000~20万9000円。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事