三陽商会の商品開発委員会 「大したことないね」。タコツボ脱した物作り会社

2023/01/24 08:00 更新有料会員限定


 23年2月期決算で7期ぶりの営業黒字化を見込む三陽商会。三井物産出身でゴールドウインから転じた、社長の大江伸治さんがタクトを振った再生プランが実を結んだ。ブランドの実力に合わせた売り上げ水準とそれに見合うコスト設定をしたのだから、「黒字は必然」という。

消極的空気を打破

 ブランドの実力を裸にして次に取り掛かったのが、新しい商品開発の進め方だ。大江さんの社長就任から約1年の21年5月、その役割を果たす「商品開発委員会」が発足した。座長は取締役兼専務執行役員の加藤郁郎さん。ブランドの責任者や技術開発の担当者、青森、福島の工場長、マーケティング、広報部門の責任者らが毎月一堂に会する。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定会社は変わりましたか。あなたは?



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事