三喜商事(東京)が新規事業に力を入れている。特に目を引くのが、若手による新たな企画だ。主力のインポートビジネスは円安などによる苦境が続き、次の柱作りが急がれる。発想力豊かな企画の採用で、生まれ変わろうとしている。
【関連記事】三喜商事が「オールドイングランド」をリブランディング 銀座の新店から再出発
「非日常」をカギに
旗振り役は、社長の熊谷嘉延さん。38歳の若きトップは、三井物産を経て17年に入社した。22年の社長就任までに「歴史を踏まえながら変わらないことと、変わらなければならないこと」を見極めてきた。
最初に注力したのが人材確保だ。「なくてはならない会社」を目指すには、消費者の感性に響く新規事業を発案できる仲間を増やす必要があると感じ、新卒採用を18年に再開した。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!