ロイネは23年秋冬向け展示会を開き、女性のライフステージの変化に応じたフェムテック商材を揃えた。需要が高まる介護系インナーにも注力する。ロイネは、伊藤忠商事との事業パートナーであり繊維製品の中国・サンライズグループのスマート・シャツとも合同展を開催した。スマート・シャツは、このほど豪州で約150平方キロメートルの綿花農場の買収を決定し、得意のドレスシャツの他にポロシャツ、スポーツウェアなどの供給も強化する。ロイネは、これらの製品の安定供給する仕組みを構築する構えだ。
(北川民夫)
それぞれに適応する
レディス向けアンダーウェアでは〝ケア〟をテーマに製品を提案。女性のライフステージを思春期、成熟期、更年期、高齢期に分け、それぞれに適応する製品を揃えた。思春期向けには、初めての生理を迎える女の子のための生理品ギフトセットを企画。蒸れにくく、心地良い肌触りの再生ポリエステル「レニュー」のストレッチ素材を使用する。成熟期向けには、着用することで皮膚水分量の増加やストレス軽減効果のあるオーガニックコットン・レーヨン複合素材「キュアフィーロ」をタンクトップやショーツなどに採用。成熟期におけるマタニティーレギンスは腹部の肌当たりが優しく、伸びやかなフリーカット生地を組み合わせて、大きくなるおなかを下からサポートする。