7月のファッション小売り商況 都心店で減少幅広がる

2020/08/06 06:30 更新会員限定


 7月の百貨店、専門店のファッション小売り商況(速報値、既存店売上高)は、東京や大阪で新型コロナウイルスの感染者が急増した影響で入店客数が減り、売り上げは6月に比べて減少幅が広がった都心店が目立った。百貨店はインバウンド(訪日外国人)需要の落ち込みが続き、1~3割減と振るわなかった。専門店は都心店で客数、売り上げの回復が遅れている。

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 7月売上高は三越伊勢丹が29%減、阪急阪神百貨店が25%減、大丸松坂屋百貨店が24%減、高島屋が20%減、そごう・西武が15%減、近鉄百貨店が11%減だった。広域商圏のターミナルや都心立地の店舗が苦戦した。

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