「大阪モデル」に基づく自粛の一部緩和を受け、兵庫、京都を含め関西の主要商業施設の営業再開が日を追うごとに広がっている。もっとも、「3密」を避けた上で、生活必需品売り場・テナント主体の営業で、全面再開には至っていない。「にぎわい」とはほど遠い状況だが、目的買いの客が来ている。化粧品や洋品雑貨など必需品のほか、子供服などギフト購買の需要は強く、「想定以上」の売り上げの売り場もある。
(吉田勧)
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想定以上の店も
各施設とも、従業員のほとんどがマスクやフェイスシールドを着用している。レジ回りや化粧品のテスターなどをビニールシールドで覆っている場所も多い。出入口も制限し、来店客にもマスク着用や手指消毒を要請しており、サーモグラフィーによる検温など感染予防対策を徹底した上での営業再開だ。