《24年春新卒採用》内定さらに早期化、完全売り手市場 厳しい企業、長期化は必至

2023/06/01 06:30 更新有料会員限定


合同説明会に参加する企業は増加(マイナビとMORIパーソネル・クリエイツのファッションビジネス就職セミナー)

 24年春の新卒者の採用活動は、完全に売り手市場となっている。本格的に採用を再開して計画数を増やす企業が多く、コロナ禍前の状況に戻った。6月に入って大手や上場企業が面接や最終選考を始める前に、早期から内々定を出す企業が増加している。内々定保有者はマイナビ調べで4月末に過半数となり、リクルートの就職みらい研究所では5月1日に過去12年間で最高水準になった。競合の激化から、ファッションビジネス業界では内々定保留や辞退者の増加、採用活動の長期化を懸念する声が強く、厳しい採用戦線となりそうだ。

(河邑陽子)

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5月で内定率7割

 マイナビが登録会員に行った調査では、大学生・大学院生の内々定率は4月末時点で52%で、前年を4.7ポイント上回った。昨年は5月末で65%を超えており、同程度伸びれば今年は5月末で7割に迫る勢いだ。

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