リカバリーウェア市場 活況の裏で起こった自主回収 業界健全化への契機に

2025/12/08 08:00 更新有料会員限定NEW!


定義は血行促進用衣の新設当時から一切変わっていない(写真はイメージ)

 リカバリーウェア市場が活況だ。疲労回復を標榜(ひょうぼう)できる一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」(血行促進用衣)として新規参入する企業が、今も相次いでいる。そんな中、りらいぶ(仙台市)が主力商品の自主回収を発表。この一件は広く報道され、消費者の間でも高い関心を集めた。同社の対象製品をめぐっては、血行促進用衣に該当するか業界内では長らく疑問が持たれていた。それだけに自主回収の発表は、市場の健全化が進む一つのきっかけになるかもしれない。

(小堀真嗣)

【関連記事】りらいぶ、一部製品48万着を自主回収へ 血行促進用衣の定義に合致せず

定義から逸脱

 りらいぶが自主回収を発表した11月5日はくしくも、今年の新語・流行語大賞の候補30語にリカバリーウェアのノミネートが発表された直後。対象製品「リライブシャツアルファ」(税込み1万1000円)と「リライブスパッツアルファ」(1万4300円)を合わせて約48万着の回収とあって、大きな話題となった。

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