【軌跡】《尾州産地の新たな発信拠点 一宮市の複合施設リテイル㊥》多様なテナントが生み出す空間

2024/03/11 12:00 更新有料会員限定


リテイル経営の先頭に立っている伊藤核太郎氏(左)と稀温氏(1階の常設テキスタイル売り場)

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宝探しの場として

 リテイルの社長を務めている伊藤核太郎は、「リテイルが販売しているテキスタイルは、尾州産地を完全に網羅しているわけではない。しかしテキスタイルメーカーなど60社から、常に面白いテキスタイルが集まっている。レディスやメンズのマニアックな素材が常にあり、尾州産地の入り口として興味を持ってもらっている」と自負する。運営の主軸を担ってきた稀温はそれを、「尾州での宝探しの機能」と強調する。

 糸や織り・編みの設計や加工にこだわった意匠テキスタイルを生み出している尾州産地は、自らが使う経糸、緯糸をオリジナル開発するだけではなく、顧客に提案する前の開発サンプルや顧客に提案するスワッチ用のマス見本、仕掛かりテキスタイルや残反など、多くの素材が各段階に隠れている。

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