エイナーのレディスブランド「ランデブー」が好調だ。同ブランドは16年3月にECでスタート。20代のディレクター、SEIKAさんが等身大で作る服が、彼女に憧れを持つ同世代の女性を中心に響いている。インスタグラムで寄せられたファンの声を反映した商品企画や、参加型イベントの開催などファンとの距離の近さもブランドの魅力になっている。実店舗は19年8月にルミネ新宿ルミネ2に1号店を出店した。今年4月からは緊急事態宣言に伴って臨時休業しているが、「ECで買い物されるお客様が増えている」という。ECで売れている今春物は、ドレス、ワンピースが人気だ。
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1位 シルエットワンピース(1万5000円)
販売開始後、即完売した。シーンに合わせてスリーウェーで着られる。着たいスタイルに合わせてサイズを選んでもらうため、裾の長さの種類を揃えた。生地をたっぷり使って、様々な体形できれいなシルエットが出せるように設計したデザインも高く評価されている。色はベージュとネイビーがあり、ベージュが人気。
2位 RBプチバケットバッグ(1万2000円)
毎シーズン、不動の人気を誇るランデブーのバッグシリーズが浮上した。今シーズン、金具や細部のデザインを見直した。今春の人気は明るいアイボリー。ベルトを選べるタイプも販売を始めた。
3位 ナチュラルスクエアドレス(1万2500円)
ロングセラーのドレスを、今シーズンもアップグレードして販売した。ネックラインをスクエアにし、裾にかけての切り替えをなくすことで、より洗練したのがポイントだ。
ロゴを一時的に刷新
新型コロナの感染拡大に関連した取り組みとして、「ソーシャルディスタンスロゴ」を作り、インスタグラムで期間限定で発信している。もともと、ブランド名には「恋人との待ち合わせ」という意味を込めており、RANDEBOO(ランデブー)の「BOO」は大切な人を呼ぶ愛称を指す。今は感染を広げないために〝大切にしているから、離れよう〟とのメッセージを、BOOのBOとOの間隔をあけて表現した。
ほかにも、医療機関などにマスク1万枚を寄付し、できることを少しずつ行っている。