「20年の春先は辛かったですね。ほんと、ヤバいなと」。デザイナーズブランドのユーズドセレクトショップ「ラグタグ」などを運営するティンパンアレイ(東京)の社長、平野大輔さんは振り返る。コロナ前まではインバウンド(訪日外国人)客が増え、東京五輪に向け店の大型化を進めていた。18年にはワールドグループに入り、20年春にはECのリプレイスも済ませたタイミング。「計画が全部ひっくり返った」
ECシフトを強めたがそう簡単にフル稼働できず、21年3月期の売り上げは40億円を大きく割り込んでしまった。それから2年。22年10月以降は19年度比で1割ほど上回り、23年3月期第3四半期の営業利益は過去最高。ブームを追い風に通期売り上げは53億円を超えそうな勢いだ。
倉庫でEC総力戦
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