26~27年秋冬向けプルミエール・ヴィジョン(PV)パリでは上質・高級感のある日本素材の存在感が増している。フィブリル加工など、カジュアルになりすぎない品のあるビンテージ調を提案する企業も多く、チェックなど先染め織物にも注目が集まっている。
(三冨裕騎)
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上質素材で存在感
ビンテージ感の表現としてフィブリル加工の生地が多く見られた。スタイレム瀧定大阪は、キュプラとポリエステルを交編した高密度ジャージーにフィブリル加工を施した。キュプラ特有のぷりっとした反発感や、ドレープが美しい。ダイショーファッションテキスタイルも綿・キュプラにフィブリル加工した織物を提案。高密度ウールサージの引き合いも良かった。


上質な原料使いも人気だ。ヤギは、綿・シルクのフリースやウールの裏毛が好調。特に綿・シルクフリースはなめらかなタッチや落ち着いた光沢がエレガントな雰囲気を演出する。
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