【パリ=三冨裕騎】2月8日に閉幕したプルミエール・ヴィジョン(PV)パリ25年春夏は、オケージョン需要の回復に伴い、華やかな光沢やカットジャカードなど躍動感のある生地を打ち出す企業が目立った。刺繍による装飾や、よりはっきりとした立体感など視覚に訴える生地も多い。
(写真=新村真理)
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上質さやサステイナブル(持続可能な)といった要素はそのままに、自然からのインスピレーションや不規則にゆらめく光などで新しい華やかさを表現する試みが見られる。マリア・ケントは、毛足が遊ぶようなカットジャカードやツイードを数多く提案。チュールや意匠糸、ラメをふんだんに使うことで生地に動きがあり、一枚でもボリュームのあるドレスに仕上がる。
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