【PR】12月7、8日、国内最大の素材展示会が開催 「ニューノーマル時代」の差別化を支える素材が一堂に

2021/11/09 00:00 更新


「PTJ」「JFW-JC」の魅力を語る川島朗JFWテキスタイル事業統括ディレクター

 日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW推進機構)は 東京国際フォーラムで12月7、8日、テキスタイルビジネス商談会の「プレミアム・テキスタイル・ジャパン22年秋冬」、繊維総合見本市の「JFWジャパン・クリエーション」(JFW-JC)2022を開く。全国から約300の有力素材企業が一堂に集まる、国内最大の素材展示会だ。消費者の価値観や生活スタイルが大きく変化し、ファッションのあり方が見直される中で、素材の役割は一段と重みを増している。今、素材企業の提案が見逃せない。

◇素材の魅力に直接触れる

 PTJとJFW-JCは毎年冬に併催され、PTJは今回で21回目、JFW-JCは30回目の節目を迎える。出展者数はPTJが66件・98.5小間、JFW-JCが52件・187.9小間を予定する。新型コロナウイルスの感染者数が過去最多となった7、8月に出展募集したにも関わらず、出展者数は前年同期展を上回り、コロナ前との比較でも8割近くに上った。延期や中止を検討したシーズンもあったが、開催を強く望む声が多数寄せられた。コロナ禍により、オンラインで素材を閲覧・請求できるウェブサイトが普及した一方、素材に直接触れて交流できる機会の重要性は確かなものになったと言える。

 川島朗JFWテキスタイル事業統括ディレクターは、コロナ下で服に快適性や機能を求める傾向が強まる中で「素材の魅力はますます大事」になっており、「今、素材が製品の1番の差別化要素と確信している。会場で直接素材の魅力に触れ、ストロングポイントになる素材を探してほしい」と話す。


◇一歩先を行く提案

 ニューノーマル時代のファッションが模索される中、PTJ、JFW-JCはヒントを得られる場としても注目されている。

 会場入口で来場者を迎えるトレンド&インデックスコーナーは、毎回趣向を凝らした施工で話題となるコーナーだ。今回の施工テーマは「ライフスタイル」。住まいのファサードをイメージし、シナベニヤのルーバーを壁面に使って樹木を取り入れることで、爽やかさや安らぎを感じる空間を構築した。衣・食・住をキーワードに、日常生活シーンにおける「環境・再生などとサステイナブルを意識しよう!」というメッセージを込めた。トレンドテーマは「レトロ・エボリューション」「アート・エボリューション」「ポップ・エボリューション」「エコ・エボリューション」を掲げ、イメージビジュアルとともに出展者の素材を編集・展示する。インデックスコーナーでは、各社のイチ押しが一覧できる。

 出展者のブースでは、トレンドやアパレルのニーズに対応するだけでなく、一歩先を見据えた開発素材に触れることができる。素材企業は、欧州の素材見本市への出展やラグジュアリーブランドとの取り引きなどを通じて世界の潮流を読み解き、開発や企画に生かしてきた。サステイナブル(持続可能)素材がその代表だ。欧州で急速に高まるサステイナビリティーの機運を肌で感じた素材企業は、日本に波及する前から環境に配慮した素材開発に注力し、需要拡大に備えてきた。実際に、PTJ、JFW-JCでも年々サステイナビリティーを切り口にした素材は多彩になっており、JFW推進機構は昨年から「JFWサステイナブル・プロジェクト」を始動。独自に原料、製造工程、企業認証の3分類と、その下に七つの詳細分類を設定し、該当する素材をトレンドコーナーで発信している。今回も、四つのトレンドテーマのうち、「エコ・エボリューション」をサステイナブル素材の展示コーナーとし、独立性の高いレイアウトで訴求する。

 サステイナブル素材はベーシックになりがちだが、同展では回を追うごとに意匠や機能性を向上。今回もオーガニック原料やリサイクル原料、環境に優しい染色加工などを取り入れながら、表情豊かな意匠素材、快適性やイージーケア性を高めた素材が目白押しだ。

 若手社員を対象に毎回行うテキスタイルワークショップでも、サステイナビリティーを取り上げる。7日は明林繊維(福井産地)の宇随滋章テキスタイル事業部東京支店長が「原料ベースのサステイナブル」、8日は吉田染工(和歌山)の吉田篤生社長が「原料~染色・加工でのサステイナブル」をテーマに話す。




前回の「JFW-JC」「PTJ」の開催風景。今回もサステイナビリティーなどニューノーマル時代の新しい素材のトレンドを発信する。

◇オンラインで予習・復習

 来場にあたっては、JFW推進機構が今年新たに立ち上げた「JFWテキスタイル・オンラインサロン」(JTO)も活用したい。PTJ、JFW-JCに出展する企業の情報とその展示素材をオンライン上に集積しており、時間や場所を問わず必要な情報にアクセスできる。素材の掲載は半年が一般的だが、JTOでは開催前から1年にわたって掲載する。

 展示会では限られた時間でたくさんの素材に出合うため、サンプル請求したもの以外は忘れてしまうことが多い。JTOは展示会を振り返ることができるため、会期中に見落としていた素材に気づき、問い合わせが可能だ。展示会前にアクセスし、予め好みの素材をピックアップしておけば、会場を効率的に回れる。バイヤーからはマイページ機能が好評だ。ブランドや展開時期、原料といった任意のリストを作成し、素材を保存できる。

 11月中旬には、使い方やマイページ機能の解説動画を公開するとともに、掲載素材の点数が1300強に倍増予定。学習ツールとしても有用な産地情報ページのリニューアルなど、周辺コンテンツもパワーアップし、利用者の拡大を目指す。

【JTOのご閲覧はこちらから】 https://jfw-textile-online.com/

両展示会に出展する企業、素材、産地の情報のプラットフォーム「JFWテキスタイル・オンラインサロン」(JTO)
両展示会に出展する企業、素材、産地の情報のプラットフォーム「JFWテキスタイル・オンラインサロン」(JTO)

【開催概要】

「プレミアム・テキスタイル・ジャパン2022 AW」

「JFWジャパン・クリエーション2022」

開催日:2021年12月7日 (火)、12月8日(水)

時 間:10:00 開場 / 18:00 終了

場 所: 東京国際フォーラム ホールE (展示ホール)

主 催: 一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構

参加費: 入場無料 (事前登録必須)


【Web事前来場登録のお申し込みはこちらから】

 https://www.japancreation.com/reg/index.html

【お問い合わせ先】 

JFWテキスタイル事業 事務局

〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-6-10 Giraffaビル6F

E-mail:info@japancreation.com

(企画・制作/繊研新聞社 業務局)



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