パルコとキャンプファイヤー ショールーム型店を開設

2019/06/06 06:25 更新


 パルコとクラウドファンディング(CF)運営のキャンプファイヤーは、CFとAI(人工知能)を活用したショールーム型店舗「ブースタースタジオ・バイ・キャンプファイヤー」を秋に開業する新しい渋谷パルコに開設する。

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 パルコとキャンプファイヤーが共同運営するCF「ブースター」で資金調達中の製品を含め、新しいデジタル関連製品を展示する。オンライン上や店頭での接客で得た来店客からの意見やアイデア、AIを活用したカメラによる店舗解析サービスを通じて得た来店客の属性や数などのデータを出展者に提供し、それぞれのマーケティングに役立てる。製品は販売せず、実証実験型のショールームに特化する。店舗解析サービスはアベジャの「アベジャ・インサイト・フォー・リテール」を導入する。

 秋のオープンに向けて、今月4日からキャンプファイヤーで出展者を募集している。対象は国内外のハードウェアスタートアップ企業やデジタルコンテンツ・エンターテインメント企業、個人や少人数でデジタル製造を行うクリエイターのほか、新しいデジタル製品の試作などを行う国内外の大企業。1回の展示期間1カ月単位で受け付ける。

 パルコとキャンプファイヤーは両社の企業理念でもあるインキュベーション活動を発展させる目的で、18年5月に資本・業務提携し、それまでパルコ単独で行っていたブースターの共同運営を始めた。ブースタースタジオの開設を通じて、「両社の提携効果をさらに高める」(パルコ)という。



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