OPAが現在の体制になって2年半。オーパ、ビブレ、フォーラスの8施設を運営するが、変化する顧客に対応したファッションビルの新たなあり方を探ってきた。ここにきてサステイナビリティー(持続可能性)を自らの価値として打ち出す方向性を固めた。渡邉祐子社長に聞いた。
(田村光龍)
サステイナビリティーに真正面から向き合うことをOPAの新しい価値にします。
ファッションは楽しいものですが、製造、廃棄などでの環境負荷が指摘されるようになっており、楽しむにも罪悪感が付きまとうようになっています。ファッションを扱う事業者として何かできないかというのは考え続けていたことでした。何より、私たちの顧客であるZ世代は環境問題やSDGs(持続可能な開発目標)を授業で学んでおり、高い意識を持っています。ユーズドやビンテージが当たり前になっている状況はさらに進むでしょうし、サステイナビリティーは標準になるでしょう。テナントの動きは速く、そうしたところから選ばれなくなる危機感もありました。
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