オンワード「フィールドドリーム」 秋冬から出店再開

2018/05/30 06:28 更新


 オンワード樫山は18年秋冬からSC向けブランド「フィールドドリーム」の出店を始める。同ブランドは16年に休止したが再開にあたり「コーディネート型から単品集積型に変更」するなどリブランディングした。既に12店の出店が決まっており、18年度中には15店を予定。中期的には50店を目指す。

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 新生フィールドドリームのコンセプトは「お客様主体の買い物ができるブランド」。主力客層を20代後半から40代の「ココカナ世代」(コ=個人、コ=コミュニティー・地域、カ=家族、ナ=仲間、を大切にする世代)に設定。標準売り場面積は約250平方メートル。

 ショップはアウターやシャツ、ボトム、ニットトップなどアイテムごとに区切った構成でレディス、メンズ、キッズをミックスしたレイアウトとする。「レディスやメンズで仕切るのではなく、品目ごとに構成することで家族一緒に買い物を楽しめる」(冨岡一樹シェアパーク・フィールドドリーム事業本部長)ことを重視した。

 レディス40%、メンズ30%、キッズ15%、服飾雑貨15%の構成。価格帯はボトムが4900~8900円、洋品1500~9800円、アウター5900~1万2800円、服飾雑貨1000~7900円。

 店の中央部の「コミュニケーションスペース」は、2~3週間ごとに商品を入れ替える期間限定売り場とする。

 ジーンズカジュアルメーカーのベティスミスによるカスタムオーダー受注会や、リサイクルやナチュラルをコンセプトとするブランド「ティーケーガーメントサプライ」によるリメイクオーダーのほか、アウトドア用品ブランド「ロゴス」などの出店を計画。また、欧米やオーストラリアなどからスポーツトイを輸入するラングスジャパンも出店予定。「子供の遊び場を確保し、親がゆっくりとショッピングを楽しめる」ように工夫する。

 店内には大型タッチパネルを設置してブランドムービーやイベント情報を放映。AI(人工知能)によるチャット型接客やコーディネート提案など、デジタルコミュニケーションとの連動で来店客へのサービスを向上させる。

20代後半から40代の「ココカナ世代」がターゲット



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