韓国のレディスブランド「オフォス」とメンズ「アンダーマイカー」は、東京・表参道に2ブランドを扱う直営店「ダラクソウル」をオープンした。「今、韓国で最も勢いがある」と評価が高く、すでに日本人のファンがついていることが共通点だ。それぞれ日本では唯一、フルラインナップを扱う店となる。
ショップ名の「ダラク」は韓国語で屋根裏の意味。人通りの多い大通りから一本奥に入った場所にあり、「まるで屋根裏部屋のように思いがけないもの、ユニークなものに出合えるシークレットな空間」をイメージした。総面積は83平方メートル。地下1階~地上2階で、1.5階を含むと4階層の作りだ。白とシルバーを基調にした空間に、2ブランドが向かい合うように並ぶ。
双方のフルラインナップのほか、日本限定アイテムを販売する。オフォスは「店舗スタッフのユニフォームを意識して企画した」(キム・イェリンデザイナー)という、胸元のロゴの下に〝TOKYO〟と刺繍したシャツやワイドパンツ。
アンダーマイカーは、韓国で人気のジャケットで日本オリジナルカラーを作った。
まずは運営を軌道に乗せ、いずれ大阪への出店も狙う。「逆輸入のような形で、韓国や東南アジアにも同業態の店を出せたら」としている。
オフォスは、19年にスタート。機能性素材を使ったファンクショナルなウェアを軸に、毎シーズン、独特のグレートーンでコレクションを提案している。今年4月には「アトモスピンク」で期間限定店を開催した。
アンダーマイカーは、ストリートカルチャーで育った2人が20年に立ち上げた。ストリートとハイエンドのファッションの要素をミックスしたスタイルが人気で、期間限定店では開店前から行列ができるなど、熱烈なファンが多い。現在、「アシックス」「アトモス」と3者協業したアシックスの名品スニーカー「ゲルカヤノ14」が発売中だ。