ニューバランスジャパン(東京)は大阪・堀江にある既存店「ニューバランス大阪」の店名とストアコンセプトを一新し「ニューバランス堀江」として12月16日にリニューアルオープンした。ブランドを象徴する「グレー」をコンセプトにしたファッション寄りのライフスタイルストアで、初の路面店となり同業態最大店となった。
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同店は97年にオープンした同社の日本直営1号店。カジュアル用途のライフスタイルカテゴリーに特化した店として、コアなブランドファンや上質なライフスタイルを求める顧客層に新たな価値を提案する。グレーコンセプトは7店目。
内装はコンクリートと温かみのあるウッドでデザインされたクリーンでニュートラルな空間とした。1階はウィメンズで、シューズやファッションライン「東京デザインスタジオ」で構成。2階のメンズは米国や英国で生産したシューズのほか、米国製アパレル・シリーズを全国一の品揃えとした。アイテム構成はアパレルが約150SKU(在庫最小管理単位)、シューズ100SKU、アクセサリー90SKU。店舗面積は改装前と同じ281平方メートル。
9月に近隣の心斎橋筋商店街に出店した「ニューバランス心斎橋」が総合的な品揃えでボリューム価格帯が中心なのに対し、堀江は高価格帯でファッション要素を強めた。心斎橋は1万円前後のシューズが主体だが、堀江は客単価2万~2万5000円を想定。心斎橋も出足は好調で、オープン当初の販売では過去最高記録を出した。大谷翔平選手との協業商品も人気。インバウンド客もほぼ予想通りの6割を占めている。