【対談】激変の時代、「変わる」より「適応」を 西田誠さん×藤原義昭さん(2)

2023/01/01 06:28 更新有料会員限定


≫≫(1)はこちらから

■成功の破壊力

 ――会社を変えるのは難しいですね。

 藤原 自分たちのやりたいことや進めたいことを社内広報することだと思うんですよね。それを進めるには二つ大切なことがあると考えています。環境を整えることとメッセージを伝えること。

 環境に関してはメール文化をチャット文化に変えています。大きな母体なので一気にやるのはリスクを伴いますが、人間は環境適応できるもの。ツールを変えると業務フローも変わります。

 西田 よくわかります。DXの話でもよく出てくるんですが、「今の業務をデジタル化しましょう」という水準にとどまっているケースが多い。ツールを変えて、業務も変えて、とならないと本当の意味でのDXは進まない気がしますね。

 藤原 その際に注意が必要なのは、自社開発は今の時代にそぐわないという点です。今はグローバルで相当広く使われているものがあります。例えば、我々のようなちっぽけな会社が、全世界で使われているマイクロソフトに勝てるわけがないですよね。環境適応した方が生産性は高まる。

ユナイテッドアローズ執行役員CDOマーケティング本部本部長 藤原義昭さん

 ――チャット文化に切り替えた理由は。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード会社は変わりましたか。あなたは?電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事