《新天地で根づきゆく種》古橋織布 平織りの奥深さに引き込まれ

2024/04/17 07:58 更新有料会員限定


古橋社長(中央)と荘さん(左)、周さん

 高密度の平織りで知られる古橋織布(静岡県浜松市)。この遠州産地の機業場に23年4月、台湾・台北出身の荘皓筑(ソウ・コウチク)さんと、中国・広東省出身の周嘉慧(シュウ・カエ)さんが入社した。シャトル織機で織り上げる生地の奥深さと、古橋佳織理社長が取り組む働き方改革が背中を押した。

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素材の力生かす

 2人は日本の物作りを学びたいと文化服装学院テキスタイル科で学び、知り合った。授業を通じて産地に興味を持ち、コロナ下だが現場を見たいと講師にかけあい、同社を紹介された。

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