拡大する新型肺炎の影響 アパレル生産に打撃

2020/01/31 06:28 更新有料会員限定


 中国で発生した新型肺炎の感染拡大が、アパレル生産にも影響しそうだ。発生地の武漢だけでなく、上海など広範囲で人の移動や工場の操業が2月9日ごろまで制限され、春節前後に佳境を迎える春夏向け衣料や秋冬向けテキスタイルの納期遅れなどによって店頭への影響が懸念される。

【関連記事】中国・新型コロナウイルス拡大の影響 出張規制の動き

 春節休み明けの工場の再開は、2月3日前後を予定していたところが多いが、各地の行政指導で人の移動や操業が制限され、9日以降にずれ込んでいる。小松マテーレは染色加工の小松精練蘇州で、立地する市内への人の出入りが制限され、春節で帰省した従業員も戻れない状況。操業再開は10日だが、予定通り再開できたとしても生機や染料・薬剤の入荷が滞れば生産に影響するため、不透明な状況だ。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード新型コロナウイルス情報有料会員限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事