《私のビジネス日記帳》過ごす時間や空気感も JAMトレーディング社長 福嶋政憲

2026/06/17 06:25 更新NEW!


 「古着屋JAM」で扱っている古着は、国内でお客様から買い取る古着とは違い、私たちが実際に海外の倉庫やマーケットへ足を運び、自分たちの目で商品を選び買い付けている。そこには単なる「中古の服」ではなく、カルチャーや時代背景、空気感まで詰まっていると思っている。

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 海外古着が好きな人は、決して服だけが好きなわけではない。車や雑貨、家具、音楽、コーヒーまでこだわりを持っている人が多い。例えばパンクファッションが好きな人は、ライブハウスの空気感、反骨精神のようなカルチャーに魅力を感じている。モッズファッションが好きな人も、60年代の音楽やスクーター、当時のライフスタイルそのものに引かれている。

 最近は「モノを買う」だけではなく、「どんな時間を過ごしたいか」「どんな気分になりたいか」を大切にする人が増えているように感じる。だからこそ古着屋JAMでも、単に服を販売するだけではなく、その先にあるライフスタイルまで提案したいと考えている。

 6月末には「JAM STAND COFFEE」をオープンする予定だ。これは単に飲食事業を始めるという話ではない。古着を立体的に拡張し、米国の架空の街〝JAMTOWN〟の中にコーヒーショップを作る感覚に近い。服だけではなく、過ごす時間や空気感まで提案できる存在でありたいと思っている。

(JAMトレーディング社長 福嶋政憲)

「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。

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