良品計画は18日、東京・市ヶ谷に「ムジコム武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス」をオープンした。大学キャンパスへの出店は初めてで、物販のほかカフェやワークショップスペースも併設し、大学側が運営するオープンスペースもある。広さは573平方メートル。
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地域住民や周辺で働く人へ聞き込みを実施し、食と生活に必要な日用品をテーマに地域の役に立てる店舗を目指し、商品は収納やキッチン用品、食品を充実した。平日は朝7時半から営業し、通勤や通学前にも立ち寄れるようにしている。カフェではデリや日替わり弁当の販売のほか、イベントの開催もできる。ワークショップスペース「コムスタジオ」では、廃材を使って無印良品の商品をアレンジできる。店内と屋外のオープンスペースは、武蔵野美術大学が運営する。自治体や地域と連携して、飲食や物販をしていく予定だ。屋台のデザインは学生から募集し、大賞に選ばれたものを使う。


良品計画の金井政明会長は「良品計画が目指す感じの良い方向にしていくためには、デザインやアート的思考、構想力が必要。大学だけではなく地域にも開いた場所になり、小さいながらも意味のある空間になってほしい」と話す。
