良品計画の業績が好転している。第3四半期(3~5月)は春夏商品の値上げ効果で、国内事業が増益に転じた。海外事業も主力の中国が復調し、全市場が増収増益だった。22年9月~23年5月の総利益率45.8%を24年8月期に49%に引き上げる計画で、今後も商品力強化に取り組む。堂前宣夫社長は「価値ある商品を作るには、原料をきちんと見極め、低コストで生産管理する能力が必要。そのための体制も運営できる人たちも揃ってきた」との考えを示す。
(柏木均之)
上期(22年9月~23年2月)は前年同期比2ケタ増収だったが、営業利益は46%減益だった。主力の国内事業が、出店拡大で増収基調は維持していたものの、円安と仕入れコスト上昇で総利益率の低下に見舞われていた。このため、23年春夏商品の値上げに踏み切った。
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