三越日本橋本店はゆかた商戦の本格化を前に、仕立上りのゆかたの品揃えを拡大する。反物からの誂(あつら)えを通じて、日常のファッションとしての楽しみ方を店頭、ウェブで情報発信する。創業350周年の限定商品を企画した。
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「今夏は新型コロナウイルス感染症に関する対策や制限が緩和されたことで、今年こそ楽しむというお客様が増えることが予想される」(同店)とゆかたを夏の装いとして強化する。本物・パーソナライズ志向のニーズが高い誂え用のゆかたの反物を豊富に取り揃えた。生地は日本ならでは意匠や伝統技法で染められた古典柄、幾何学模様などのモダンなデザインなど幅広い。
きものの専門販売員が、反物選びから帯や下駄などの小物のコーディネート、着付けなど着用に関する様々な相談に答える。店頭だけでなく、オンラインサイト「三越のゆかた2023」を開設し、花火大会や夏祭り、ビアガーデンをはじめ日常の様々なシーンに応じた、ゆかたのコーディネートを提案する。
三越創業350周年を記念した限定柄のゆかたを販売する。三越劇場の天井のステンドグラスをモチーフした柄のほか、市松に隠れた三越のシンボル「ライオン像」、子供甚平向けに川柳にも詠まれた「三越の番傘貸し」から着想した石畳と番傘のデザインなどの独自企画を揃える。
