三越伊勢丹のVRアプリ「レヴワールズ」 仮想伊勢丹新宿本店前にランウェーを再現

2022/04/05 06:25 更新


子供たちが考えた未来のファッションアイテムが登場する(レヴワールズ)

 三越伊勢丹は、VR(仮想現実)を活用したスマートフォン向けアプリ「レヴワールズ」で仮想伊勢丹新宿本店前にランウェーを再現した。都内の小学生がデザインした未来のファッションがアバターとなり、バーチャルファッションショーを期間限定で開いている。会期は4月19日までで1日3回実施する。

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 アバターが着る洋服は東京都三鷹市立第三小学校の5年生、106人が考えたもの。18チームに分かれてデザインしたファッションを、上位3作品を含む最終9作品を選んだ。審査会には「アンリアレイジ」のデザイナー、森永邦彦氏や伊勢丹新宿本店のバイヤーらが参加した。上位3作品と個人賞1作品は、手を振るなどの特別仕様で楽しめる。

 ファッションショーのほか、小学生がデザインした原画15点を仮想屋上で展示し、アバターのデジタルウェアを着せ替えアイテムとして入手できるようにした。

 レヴワールズは仮想都市、新宿駅東口エリアのコミュニケーションプラットフォームとして21年3月にスタートした。今回の小学校との連携で、リアルの物づくりによるロスやデザインに制限のないバーチャルファッションを活用し、持続可能な社会を考えるきっかけや、未来の可能性についての学びの場を提供した。

 レヴワールズ内の仮想伊勢丹新宿本店は現在、食品、ファッション、化粧品など415ブランド、1250点の商品の買い物ができる。実在の伊勢丹新宿本店の枠だけに捉われず、新しい顧客体験の提供とVRプラットフォームの拡大を目指す。

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