三越伊勢丹HD マレーシアの店舗運営会社を完全子会社

2018/06/08 17:00 更新


 三越伊勢丹ホールディングスは6月末までに、マレーシアの店舗運営子会社を完全子会社にする。海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)と共同出資で設立した同子会社が「イセタン・ザ・ジャパン・ストア」を運営してきたが、今後は三越伊勢丹HDが単独で経営する。不採算事業の立て直しの一環。

 三越伊勢丹HDの現地法人51%、クールジャパン機構49%の出資比率で14年10月に設立した共同事業会社の全株式を取得する。三越伊勢丹HDはクアラルンプールに4店を運営していたが、そのうちのロット10をクールジャパンの発信拠点として16年10月に共同で全館改装し、運営していた。互いのネットワークを生かし、日本商品が大半を占めるクールジャパンの館にした。

 しかし、17年度の業績は売上高が16億円、営業赤字が5億円で、不振が続いていた。三越伊勢丹HDが主導することで、店舗事業を再構築する。



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