ダイバーシティ東京プラザ 開業以来初の大型改装

2018/08/29 14:40 更新


 三井不動産は東京・台場のSC、ダイバーシティ東京プラザ(江東区、地上1~8階・屋上)で、12年の開業以来初の大型改装を実施する。全体の約3分の1にあたる48店を刷新、大半が11月2日から順次オープンする。「強み」である高感度ファッションと体験型エンターテインメント施設を拡充し、フードコートを含めて飲食店も活性化する。ファミリーを中心とした足元商圏客のほか、インバウンド(訪日外国人)を含めた広域からの集客をさらに増やす。

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 新店は35店で、新業態が6店、SC初出店が9店。ファッション・雑貨は「H&M」「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」などのほか、「コーチ」「マークジェイコブス」「シーバイクロエ」などが入る3階に「ケイト・スペードニューヨーク」「フルラ」「パンドラ」を11月2日に導入、「感度をさらに高める」。先行して、H&Mの隣接区画に「ホリスター」を8月31日に導入する。9月28日にはホリスター内にアンダーウェア・ルームウェア主力ブランド「ギリーヒックス」が入る。

 他フロアでは4階に「プラステ」、服飾雑貨「チャールズ&キース」を11月2日、「スーパースポーツゼビオ」を同月30日に導入する。スーパースポーツゼビオは同SCで初の総合スポーツ店。レディスファッションなど10区画を統合して、導入する。「20年の東京五輪・パラリンピック開催に向けたスポーツ需要の拡大」に対応する。さらに、5階のアクションスポーツ・ストリートファッションゾーンに「ハフ」が10月26日、「クレイトウキョウ」が11月2日にSCに初めて出店する。

大型改装で、国内外の観光客を含め、幅広い層の需要を拡大する(施設外観)

 エンターテインメント関連では5階に台湾のVR(仮想現実)ライド型アトラクション施設「ヘキサライド」の日本1号店、子供向けの体験型知育デジタルテーマパーク「リトルプラネット」の新業態1号店、「レゴ・クリックブリック」を11月2日に導入する。

 他フロアに入る「ラウンドワンスタジアム」「ザ・ガンダムベース・トウキョウ」などと合わせ、エンタメ機能を強化し、近隣ファミリーや国内外の観光客の需要を拡大する。さらに、メインフロアの2階に「ビックカメラ」の小型店「エアー・ビックカメラ」、人気キャラクター「キン肉マン」の公式グッズ店を11月2日に入れ、インバウンドを中心に幅広い層の集客増を狙う。「ジャパンカルチャーの発信」を軸にした期間限定店ゾーン「ダイバーシティプラス」も同階に新設する。第1弾として、メード・イン・ジャパンの腕時計「メーカーズウォッチ・ノット」の店舗を11月2日に入れる。

 同階フードコートや5階レストランフロアの店舗も入れ替え、食も活性化する。フードコートは客数を従来の約720から約800に増やし、キッズエリアを増設、イベントスペースを新設する。



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