三井不動産は台湾・台南市に22年2月に開業したアウトレットモール、三井アウトレットパーク(MOP)台南の第2期棟を26年春に開業する。店舗面積を約1万平方メートル拡大して、計約4万4000平方メートルに、店舗を47店増やして、計236店にする。ファッション・雑貨などのアウトレット店だけでなく、飲食店や食品スーパー「ロピア」、「ジーユー」「西松屋」など日本ブランドの通常価格店も充実する。
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2期棟は1期棟と同様、地上1~4階(駐車場階含む)で、延べ床面積は約2万3000平方メートル。合計延べ床面積は約11万平方メートルとなる。敷地面積は変わらず、約5万9000平方メートル。新店のうち、日本ブランドは12店。アウトレットで1期棟に家具・インテリア「デコホーム」が出店、通常価格店は2期棟にロピア、台湾初出店となる西松屋、ジーユーのほか、「無印良品」が入る。1期棟に出店したユニクロに加え、「近隣のお客の日常生活需要に応える大型専門店を充実する」。
台湾での同社の既存SCと同様、外食が多い台湾人のニーズへの対応を強化し、レストランゾーンを増設する。韓国料理や地元で人気の火鍋専門店のほか、日本のオムライス専門店「ポムの樹」、天ぷら・天丼「天吉屋」を導入する。