靴の売り方、探求中! 「ザ・ノース・フェイス」店内にシューウォールを設置し成果

2025/09/11 15:00 更新有料会員限定NEW!


シューウォール前にはソファを配置し、試し履きと接客をしやすくした(左が長谷川さん)

 ゴールドウインが「ザ・ノース・フェイス」(TNF)で、直営店内でのシューズの売り方を変え成果をあげている。これまでは売り場内に靴を点在させ服とセットで提案していたが、24年4月から靴を集積したコーナーを直営店内に設け、比較購買できるようにした。ストアによってはシューウォールを設置し、視覚的にもインパクトを出す。靴の専門資格であるシューフィッターを持つスタッフも積極的に配置し、接客力を高める。

(杉江潤平)

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驚かれる靴の多さ

 同社は現中期経営計画で24年3月期に975億円(24年3月期)だったTNFの売上高を29年3月期までに1280億円へ引き上げる目標を掲げる。成長ドライバーの一つは靴で、60億円だった売上高を100億円まで引き上げる計画を組む。そのため「ヌプシブーティー」など冬用アイテムに偏っていた商品構成を見直し、パフォーマンスシューズなど通年型の製品を増やしている。

 商品とともに販売面でもてこ入れを図る。その一つがシューズを集積した売り場の新設だ。昨年4月から増やし始め、現在TNFの直営店のうち、33店で集積売り場を開設。そのうち17店でシューズウォールを導入している。

大型店には積極的にシューウォールを導入している(7月に新丸ビルに開業した「ザ・ノース・フェイス丸の内」)

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