ファーストリテイリンググループは日本の新卒社員の初任給を26年3月から引き上げる。グローバルリーダー候補社員は12%アップし、現行の月額33万円を37万円、地域正社員は10%アップし、25万5000円を28万円にする。
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日本国内のユニクロ、ジーユー、プラステ、リンク・セオリー・ジャパンの新入社員が対象。世界で通用する競争力と成長力強化が狙い。25年3月にも新入社員の初任給を3万円アップの33万円に引き上げている。グローバルでナンバーワンのファッション小売りを目指すために、新入社員の処遇充実が必須との考えが背景にある。
柳井正会長兼社長は12月に行った繊研新聞社の取材でも、「若い人の給料をもっと上げないといけない。欧米の企業はもっと高い」と語り、優秀な人材の獲得に、今後も給与水準を継続的に上げていく考えを示していた。