オン・ジャパンは9月12日、東京・銀座の並木通り沿いに国内2店目となる路面店を開業する。総面積は約1000平方メートルで世界2番目の規模となる。
「オンフラッグシップストアトウキョウギンザ」は地下1階から地上2階までの3層。1階にランニングやアウトドア、2階にライフスタイルやテニス、キッズ向け製品を揃え、地下1階はロッカーなどを入れたコミュニティースペースとした。同社は22年、渋谷・キャットストリート沿いにアジア初となる直営店を構えており、新店はそれ以来。

日本で出店強化
レベッカ・カイAPAC(アジア太平洋)ゼネラルマネージャーに聞いた。

――銀座店開設の狙いは。
APACは過去3四半期で(前年同期比)3ケタ成長しており、直近の4~6月も110.9%増だった。日本はオンにとって重要な市場で銀座店は日本への信頼の表れ。今後数年かけ日本のいくつかの地域で出店し、消費者とエンゲージを強めたい。
――国内1号店の混雑は緩和されるか。
既に改善に取り組み、カスタマーエクスペリエンスは高まっているが、このストアができたことでさらにお待たせせずに、もっと多くの人が訪れるようになれればと願っている。
――「サロモン」や「ホカ」などの競合に比べ、日本での出店ペースが遅い。
日本では卸ビジネスとのバランスを取るようにしている。オンにとって最良の場所で店舗を作り、ベースを作ってからと考えている。