アンドエスティHDは、OMO(オンラインとオフラインの融合)型店舗「アンドエスティトウキョウ」(東京・原宿)で2月16日まで、コスメ主力のECモール「Qoo10」(キューテン)との協業で体験型ブースを出展している。バレンタインデーに向けて気分を上げるコスメの展示や、デート服を提案している。
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バレンタインにおける女性の自家需要の高まりを受けての企画だ。コスメや服の展示・販売を通して「バレンタインまでに可愛くなりたい」というニーズを満たす。
キューテンが25年に主催したアワードを受賞したコスメを展示している。サンプルとして自由に試せるほか、商品に添えられたQRコードを読み取るとキューテンのECにアクセスできる仕組みだ。

デート服はカジュアル系やきれいめなど、四つのテーマに分けたラックで見せている。アダストリアの商品をブランド横断で集積しており、コスメと合わせて好みの服までトータルで探すことができる。「美容とファッションは本来セットだが、購買体験は分断されがち。新しい顧客体験の創出と相互送客につながる取り組み」(キューテン)だ。
内装は映えを狙ってカーブミラー、ピンクのファーで飾られたフィッティングルームなどを設置。客が自撮りをSNSに投稿したくなる工夫を凝らした。

会期中の土曜日と日曜日には、美容インフルエンサーと同店の人気スタッフがコスメや服を選んでくれる予約制の体験イベントを実施している。事前予約で全ての枠がすぐに埋まるなど盛況だ。
「原宿の一等地で〝場〟を提供できるのがアンドエスティトウキョウの強み」(アンドエスティHD)。一方、同店が増やしたい若年層の客を呼び込めるキューテンとの協業は、新規開拓のメリットが大きい。
キューテンは「リアル店舗ならではの接客などで、ECのみでは得にくい、高い納得感と満足感を提供できる。企画段階から一緒に動線や見せ方を磨き上げ、手応えのある取り組みになった」と話す。