統合コマースプラットフォーム事業のスーパースタジオ、三井不動産が新たな資本提携 商業施設でのオムニチャネル戦略促進

2025/05/16 13:25 更新NEW!


 統合コマースプラットフォーム「ecフォース」事業を行うスーパースタジオ(東京、林紘祐社長兼CEO=最高経営責任者)と三井不動産は、「戦略的資本業務提携」契約を結んだ。三井不動産はグローバル・ブレインと共同で運営するスタートアップ投資事業「31ベンチャーズ」を通じ、スーパースタジオが行う第三者割当増資による新株式発行の割当先となり、追加出資する。これにより、スーパースタジオは三井不動産の持ち分法適用会社となり、オムニチャネルサービスを進化させる。

  両社は22年に三井不動産が31ベンチャーを通じたスーパースタジオに出資したのを機に、取り組みを開始。三井不動産が東京・渋谷で運営する商業施設、レイヤードミヤシタパーク内でスーパースタジオが参画していたDtoC(消費者直販)ブランドの期間限定販売店を開設したのに続き、23年から同施設内にEC主力ブランドを期間限定で販売するスーパースタジオ初のリアル店「ザ・ストア」の運営を開始した。24年からは三井不動産の他の商業施設でのOMO(オンラインとオフラインの融合)型店舗や自動倉庫を活用した物流サービス、三井不動産のファッションECモールのショールーミング型店舗「ららぽーとクローゼット」でのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進などで協業してきた。

 今回の提携によって、スーパースタジオはECフォースなど既存の取り組みを強化するとともに、ららぽーとクローゼットがある施設以外を含めた試着・購入の店舗横断サービスサービスやザ・ストアの新設など三井不動産が推進するオムニチャネル戦略の拡大のための「新たな取り組みをプロダクト・人材の両面から支援」(林CEO)する。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事