26年春夏ミラノ・ファッションウィーク 新デザイナーのクリエイションに注目

2025/09/26 06:30 更新有料会員限定NEW!


 【ミラノ=小笠原拓郎】26年春夏のウィメンズファッションウィークはいよいよ、ミラノへと舞台を移した。ミラノらしい物作りを背景にしたクリエイションが注目される。初日はプレゼンテーションや映画上映など、ショーだけにとどまらない新作発表が相次いだ。

 グッチは、新アーティスティックディレクターのデムナによるコレクションをフィーチャーした短編映画を上映した。この映画は、スパイク・ジョーンズとハリナ・ラインが監督を務めた。「ラ・ファミリア」と名付けられた新作は先日、ウェブで先に発表したもので、デムナによるグッチの序章という位置付け。来年2月のショーがデムナの本格デビューとされる。

グッチ

 新作はグッチへのオマージュが感じられるシンプルなエレガンス。スカーフネックのドレスにフェザートリミングのドレス、ジョーゼットのような薄い生地のドレスに繊細にGGの柄が描かれる。ギャザーをたっぷり寄せたショルダーラインのドレスなど、繊細な空気に包まれる。ただし、タイガー柄のファーコートやブルーのボリュームコートなど、一部のアイテムにはデムナの毒気のようなものを感じる。

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