世界で最もサステイナブルと言えるファッションウィークが20周年を迎えた。15年くらい前だったか、初めて行ったコペンハーゲン・ファッションウィーク(CPHFW)で「サステイナビリティー」なる言葉がうまく言えなかったのを覚えている。当時のCEO(最高経営責任者)だったエヴァ・クルーズをインタビューしたときに舌が回らなかった。
(ライター・益井祐)
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彼女のビジョンは早かったし、早過ぎたと言っていいかもしれない。環境問題などに対して進んだ考えを持っていたデンマークでも、多くのブランドがまだ受け入れられる時代ではなかった。サステイナブルを押せば押すほど、メンズやストリート色の強いブランドがスケジュールから消えていった。
最近ではアムステルダム・ファッションウィークも取り入れ、「サステイナビリティー・リクワイアメンツ」を施行した際には環境や人権問題に緩い大手だけでなく、資本力の弱い中小ブランドも参加が難しい状況になった。しかし数は減ったが心あるデザイナーたちやCEOたちが賛同。世界のサステイナブルへの流れも後押しする。世界がやっとCPHFWに追いついてきた。
