23~24年秋冬ミラノ・コレクションは、繊細なクラフトテクニックを生かした存在感のあるアイテムと、それをポップに表現する色柄が登場している。花柄に加えてフルーツ柄やキャンディー柄などをパステルカラーにのせていく。そんな柄をキッチュにしてしまわない上質な素材感が鍵となっている。
(小笠原拓郎、青木規子)
【関連記事】23~24年秋冬ミラノ・コレクション ジル・サンダー、スポーツとエレガンスの間のモダニズム
ボッテガ・ヴェネタのショー会場には、古代ローマ時代の走る人のブロンズ像とともに、ウンベルト・ボッチョーニによる未来派の彫刻作品が置かれている。それはイタリアの歴史を振り返りながら、イタリアのクラフトマンシップとフォルムを考察するというもの。ボッテガ・ヴェネタのクラフトテクニックを生かしながら、上質なレザーや毛足の動きを取り入れて造形のフォルムに挑む。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!