マイケル・コース・ホールディングスは2日、社名をカプリ・ホールディングスに変更した。ニューヨーク証券取引所でのティッカーシンボルは「CPRI」となる。カプリ・ホールディングスの名は古くから魅力的な景勝地として知られる島にインスパイアされたもので、時代を超えた伝統と確固たる基礎を象徴するという。
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また、ヴェルサーチェの買収が完了したと発表した。カプリ・ホールディングスのジョン・D・アイドル会長兼最高経営責任者は、「ヴェルサーチェの買収をもって世界有数のグローバルファッションラグジュアリーグループが誕生した。ヴェルサーチェはイタリアのスタイルの代名詞であり、最高クリエイティブ責任者のドナテラ・ヴェルサーチェ、最高経営責任者のジョナサン・エイクロイド、才能あるチームと協力し、世界的な成長と成功を推進する」と述べている。
カプリ・ホールディングスは、ヴェルサーチェの買収によって、グループの長期的な収益を80億ドルに成長させるとする。ヴェルサーチェを20億ドル、ジミー・チュウを10億ドル、マイケル・コースを50億ドルに押し上げる。成長を続けるアジア地域での露出を増やしながら、地域ごとの収益を多様化し、事業シナジーを創出する。