《めてみみ》表現を下支えする言葉

2026/08/06 06:24 更新NEW!


 欧州メンズに続き、東京でも27年春夏コレクションの発表が続いている。7月末に発表した「ハルノブムラタ」はサロン感覚のプレゼンテーションをした。

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 会場は伊コモ湖のリゾートホテルから着想したしつらえ。カフェのような丸テーブルの席でくつろぎながら待っていると、デザイナーの村田晴信が登場し新作を見せながら語り始めた。

 初夏に訪れた湖畔の心地良さ、そこに集う人々の自然なたたずまい。優雅で軽やかなエレガンスにたどり着くまでのストーリーを軽妙な語り口で伝えた。文字では表現しえないリアリティー。目には見えない光や風を感じさせながらイメージを立体的に肉付けした。

 もちろん、コレクションが魅力的であることが大前提だ。多くを伝えず余白を残すのが大切、という考えもあるだろう。だが作り手の言葉は表現活動を下支えし、理解を深める助けにもなる。

 では、そういった話術を身に付けるにはどうすればよいのだろう。方法の一つに「ショー・アンド・テル」というアメリカの小学校低学年向け教育カリキュラムがある。お気に入りのグッズを持参してクラスメイトに説明する簡単なものだが、幼い頃から繰り返し経験することによって、人前で自信を持って話す力が養われるという。大人も経験を重ねれば「魅力を伝える力」が付くはず。それは成長に直結する。



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