《私のビジネス日記帳》ワークウェアの可能性 ミズノ社長 水野明人

2026/09/16 06:25 更新NEW!


 当社で急成長している事業の一つにワークビジネスがあります。建設や設備工事、医療、運輸、製造、サービスなど様々な業種の現場で働く人に、快適かつ安全に作業を行える機能を備えたウェアやシューズを提供しています。スポーツ用品で培った開発力とブランド力がワークビジネスの世界でも通じていると感じています。

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 職場環境と働き方に合わせて動きやすくストレスを感じさせないカッティングを考案し、適切な素材を選ぶ…。我々からすると野球のユニフォームもワークウェアも、物作りのプロセスは一緒。オーダーを受ければ相手先企業に出向き、現場での働き方を見せてもらい、データを収集することもあります。

 これまでワークウェアは価格志向が強かったジャンルでした。雇用主からするとコストに映り、できるだけ丈夫で安いものが望まれていたのです。しかし近年、快適で働きやすく安全性を担保でき、夏なら酷暑対策にもつながるものなどが求められるようになってきました。今や生産性と労働意欲、人材確保にも影響を与えるアイテムとなり、重要性が増しているのです。こうした環境の変化もうまく追い風にできました。

 働く人は世界中にいますから、ワークウェア市場は国内にとどまりません。スポーツとは比べものにならないほどマーケットも大きいと見ています。もちろん売り方やニーズは国によって異なりますから簡単ではありませんが、高い機能を備えたユニフォームを求める企業は確実にあると確信しています。

(ミズノ社長 水野明人)

 「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。

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