《めてみみ》新・百貨店モデルとは

2019/06/21 06:24 更新


 大丸心斎橋店本館が9月20日、開業する。新本館は地下2階~地上10階、売り場面積は旧本館の約1.3倍の約4万平方メートル、370店で構成する。ギンザ・シックスでは百貨店とは違う商業施設を開発したJ・フロントリテイリング。心斎橋店は「百貨店」の位置付けだ。

 振り返れば10年前の09年11月。同社の「新・百貨店モデル」の具現化1号店として心斎橋店北館が開業した。マーケット対応力を高めるため、少ない従業員でローコスト運営を目指すとともに、レディスヤングゾーン「うふふガールズ」を構築、専門店も導入した。

 11年4月に増床オープンした大丸梅田店のキャッチフレーズは「百貨店なのに…」。上層階に「東急ハンズ」「ユニクロ」など家賃収入を計上するテナントを取り入れた。その後も各店で新・百貨店モデルを追求してきた。最近では「美・食・雑貨」を編集した「キキヨコチョ」を大丸札幌店や松坂屋名古屋店に設けている。

 今回の新本館も「次の世代と世界に通用する『百貨店の進化形』」を掲げる。「これまでの百貨店とは違う景色を提供する」として①カテゴリーにこだわらない②商品とアートの融合③定期賃貸借契約6割以上の三つを挙げる。百貨店再生の道は一つではないと思うが、長年、同社が追求してきた新・百貨店モデルの進化を見極めたい。


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