《めてみみ》ラッキンコーヒー

2019/05/15 06:24 更新


 オンラインとオフラインの融合は様々なビジネスを生み出している。中国で最近、急速に成長しているのが「ラッキンコーヒー」(瑞幸珈琲)だ。17年の設立から1年で2000店舗を出店し、19年末までには4500店にする計画という。このスピード感は中国ならではといえる。

 中国でコーヒー文化を作ってきたのは米スターバックスだ。同社は中国進出から20年で3600店を出した。瑞幸珈琲の出店スピードが、いかに早いかが分かる。中国の新興企業による追い上げにスターバックスも危機感を持っていると思われる。

 瑞幸珈琲に話を戻すと、同店でコーヒーを注文するにはアプリをダウンロードする必要がある。アプリを開くと一番近くにある店舗が出てくる。メニューから好きな飲料を注文する。出来上がると連絡が来るので店へ取りに行けば良い。店で並ぶ手間が省ける。自宅や会社へ配達もしてもらえる。値段はスターバックスより安く、定期的に割引なども行っている。

 将来性に期待して資金が集まり始めた。報道では米国で新規株式公開(IPO)を計画していることが明らかに。最大で5億8650万ドルの調達を目指している。業績は大幅な赤字と言われる。中国でコーヒー文化の定着に一役買うのか、単なる金集めの道具として終わってしまうのか、注視したい。


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