婦人服製造小売のメルベイユアッシュ 自己破産申請へ

2020/05/08 17:37 更新


 信用情報によると、婦人服製造小売業のメルベイユアッシュ(東京、小林秀樹社長)が現在、自己破産申請の準備中であることが分かった。

 同社は30~40代を主力ターゲットに、自社ブランド「メルベイユアッシュ」「ユノートル」「カフ」「パラディテール」などを販売。全国の百貨店を中心に店舗を構えるとともに、専門店向け卸も行っていた。

 09年3月期には年商21憶6000万円を計上していたが、以降は販売が伸び悩むとともに、収益面ではデリバティブ損失などで09年3月期から12年3月期には連続赤字に陥り、債務超過となっていた。19年3月期は年商18憶5000万円。

 近年も減収推移をたどっていたところ、新型コロナウイルス感染の拡大に伴い、全17店舗を休業。緊急融資を申し込むなどして事業継続を模索していたが、融資実行の目途が立たず事業継続を断念し、今回の事態となった。

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