メルカリは、25年の「メルカリ」でのトレンドワードを発表した。最も検索数が多い「検索キーワードランキング」は「ラブブ」が1位。24年にインフルエンサーの発信で海外で人気が急上昇し、25年は新語・流行語大賞にノミネートされるなど日本にも波及、メルカリでも多く検索された。
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2位「ポケモン」、3位「鬼滅の刃」、4位「ちいかわ」、8位「ONE PIECE」とキャラクターや漫画に関連したワードがトップ10のうち五つを占め、IP(知的財産)の強さが際立った。
固有名詞以外のキーワードとして唯一ランクインしたのが5位の「訳あり」。メルカリ内では農家直送の野菜や果物が取引されており、物価高対策としても利用されていることがわかる。平成女児ブームを背景に「ボンボンドロップシール」が10位に入った。立体感と透明感が特徴のシールで、SNS公式アカウントの総フォロワー数は21万人を超えている。


24年と比べて取引数が急上昇した「取引数急上昇アイテムランキング」は、3位に「コサージュ」、8位に「ヘッドドレス」など、ウェディングシーンで活用するアイテムがランクインした。結婚式や披露宴を行わない「ナシ婚」が定着するなか、必要なセレモニーは費用を抑えながら充実させているようだ。
4位の「学習テキスト」、6位の「移動ポケット」など子供関連に加え、5位の「洗濯ボール」や9位の「パンツ」など生活に関わるアイテムも増加傾向だ。メルカリで生活必需品や教育関連の出費を抑えるという、リユース市場としての役割が強まっている。


