有力専門店の25年春夏のメンズドレスのスタイリングは、軽い仕立てのジャケットを主役にしたカジュアルなコーディネートが目立つ。夏の極端な暑さと10月まで長引く残暑の影響もあり、タイドアップではなく、スカーフやネッカチーフを使ったVゾーンの演出が目立つ。透け感のあるニットポロやスキッパーを合わせた着こなしも増えそうだ。パンツはリネンを使ったリラックスシルエットで、明るい色を選ぶ傾向が強い。足元はローファーのほか、エスパドリーユ、グルカサンダルを推す店も多い。
(柏木均之)
【関連記事】《有力ショップの25年春夏スタイリング提案》メンズカジュアル 90~00年代ストリートが継続
ビームス
ビームスはシアサッカーやマドラスチェックのジャケットを使った着こなしを提案する。インナーに合わせる透け感のあるニットポロシャツは、襟をジャケットの上襟からのぞかせて、くだけた印象を演出する。リネン・コットン混の白トラウザーは2インプリーツのクラシックな仕立て。Vゾーンのカジュアルな雰囲気を引き締める。足元はスエードのビットローファーだ。
ユナイテッドアローズ
ユナイテッドアローズが提案するのは、ウール・リネン・シルクの3者混素材のハウンドトゥース柄ジャケットを使ったコーディネートだ。カッターウェーの襟がスポーティーなオルタネートストライプのシャツには、ネッカチーフを合わせる。夏の日差しに映えるソラーロのワイドシルエットトラウザーにはスエードの薄底スリッポンを合わせる。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!