名古屋鉄道は名古屋駅周辺の再開発計画を発表した。26年度中に解体工事に着手し、33年度から40年代前半にかけて、商業・オフィス・ホテル・鉄道駅・バスターミナルを整備する。投資額は約5400億円で、延べ床面積は52万平方メートル。開発に伴い、名鉄百貨店本店は26年2月28日、名鉄グランドホテルは3月22日に営業を終了する。
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名鉄都市開発、日本生命保険、近畿日本鉄道、近鉄不動産が共同事業者となり、再開発を進める。リニア中央新幹線開業を契機とした名古屋駅の魅力向上のほか、空港へのアクセス利便性向上に向けた名鉄名古屋駅の拡張(4線化)、名駅南地区やささしまライブ、栄などの都心部ににぎわいを広げる周辺地権者との共同開発に乗り出す。
26年度に解体工事に着手した後、27年度から新築に取りかかる。33年度にオフィス、商業の一部、ホテル、バスターミナルを開業、鉄道の第1期リニューアルを完了。40年代前半に商業全面開業、鉄道の第2期リニューアルを終える。